今回はどくだみの焼酎漬け(どくだみエキス)を使った化粧水についてお伝えします。
どくだみだけでなく、びわの葉・スギナ・よもぎでも素晴らしいエキスが出来上がりますよ。
どくだみエキスの作り方
同じようにびわの葉、すぎな、よもぎなどでも作れます
1年以上経つと有効成分が充分に出ますが、1か月くらいから使ってOKです。
漬け終った葉っぱは布で作った袋に入れ、お風呂に入れて有効成分を使い切ってから捨てています。
焼酎は35度で作ると成分が充分に出て良いらしいです。
わたしは原液そのままで化粧水にしているので、肌に優しいかな?と思って20度で作っています。
(これでも色は十分出ています)
葉っぱは、お茶用として販売されている乾燥茶葉を使うと手軽に作れますよ。
どくだみの葉を採ってきて作る方法
<どくだみの葉の乾燥方法>
①どくだみは洗って根っこの部分を縛り1週間ぐらい干す。
②しっかり乾燥したらざくざくと切って保存します。
そんなに量がなければ写真のようにざるで乾燥させてもいいです。
どくだみエキスは生の葉っぱでも同じように作れます。
生の葉は日持ちがしないので、採ってきたらすぐに漬けてくださいね。
どうしてもすぐに使いたいという人は
どくだみ茶を濃いめに煮出し化粧水として使うという方法があります。
ただし、焼酎で作るのと違って日持ちしないので気をつけてくださいね!
どくだみエキスで化粧水
漉した原液エキスそのままを、ポンプボトルに詰め替えて使います。
わたしはおもに化粧水として使っています
ニキビや吹き出物が気になるときはコットンに浸して顔に貼っておいたり、どくだみは殺菌力が高いので、消毒液の代わりとしても使っています。
そのままだとさっぱりしすぎていて、もっと保湿力が欲しいときはグリセリンを足すと良いですよ。
どくだみエキス200mlにつき、グリセリン小さじ1くらい を目安にお好みでいれてみてくださいね。
使うとき気をつけること
- 強すぎる場合は水で薄めてつかうと良いです。
- アルコール度数が低いと雑菌が繁殖するので20度以上の焼酎で作ってくださいね。
どくだみエキスの使い方
そのまま化粧水としてはもちろん、色々な使い方が出来て便利です。
- 化粧水として
- 薬用酒として飲む
- うがい薬代わりに数滴使用
- お風呂に入れる
- 消毒液の代わりとして
色々な用途に使えて作っておくと便利
実際に使っての感想
この手作りエキスを使い始めて約10年くらい。
びわの葉、すぎな、よもぎ、どくだみのエキスを作って使ってきました。
それまでは成分がよくわからない化粧水を使っていましたが(笑)これなら安心して使えます。
どくだみと、びわの葉・すぎな・よもぎエキスの効能
どくだみエキス
どくだみエキスは殺菌効果・抗酸化作用・にきびやシミ対策に効果的ともいわれています。
むかしは生葉を火傷や化膿、傷の治療に用いたそうですよ。
びわの葉エキス
痛み、難病、火傷、肩こり、捻挫、腰痛、アトピー、湿疹、あせも、かゆみ、虫刺され、水虫、歯痛、口内炎、歯槽膿漏の痛み、胃腸のもたれ・疲れたとき(飲む)
すぎなエキス
びわの葉同様、痛みや難病に、つけたり湿布したりします。
よもぎエキス
痛んだ皮膚粘膜を修復、再生させる働きをもち、ニキビや日焼けなどの肌荒れに効果あり。
『家庭でできる自然療法/東条百合子著』を参考に
どくだみエキス(焼酎漬け)は、東条百合子さんの著書『家庭でできる自然療法』を参考に作りました。
↑こちらの本は”困ったときに頼りになる1冊”
健康・病気に関して、この本に網羅されていないことはないと言ってもいいでしょう!
様々な薬草を使った手当法(びわの葉、スギナ、よもぎ以外も)ついても詳しく書かれています。
こちらの本から引用させていただきます↓
”良いものは何に利用してもいい”
すぎなの焼酎漬けを化粧水に使っている方があります。
アルコールだから消毒になっていいだろうと、脱脂綿にひたして塗布しながら、よごれをふきとると、さっぱりして肌がツルツルするという。
皮膚病が治るのだからいいだろうとやったらよかった。ニキビなどドンピシャリですという。
(途中略)
これはびわ葉エキスでも、すぎなエキスでも同じ効果が得られます。
(途中略)
自然のものを生かしたら、安く安全で、浄化し公害も出すのだから、これ程有り難いことはないと思います。
(『家庭でできる自然療法/東条百合子著』p108より)
最初は薬効成分の高いびわの葉を取り寄せてずっと作っていました
”良いものは何に利用してもいい”ので、最近はしばらくどくだみで作っています
さいごに
作っておけば色々使える薬草のエキス、焼酎漬け。
ぜひ作ってみてくださいね。
手作りはかんたんで安心でおもしろい♪
モノを増やしたくないので、1つで多用途なのもとてもうれしい