「いつも同じようなことで夫婦喧嘩になる」
「いい加減言い争いをやめたい」
「上手にケンカを避けることはできないのかな?」
そんな風に思ってました!
この記事ではこんなことがわかります↓
【体験談】気分良く夫婦喧嘩をおさめることが出来たという話と、その方法について詳しくまとめています!
カーネギー著の「人を動かす」と斎藤一人さんの教えから学び、実際にわたしが試してうまくいった方法です。
本にすごい解決方法が書いてあったので、今回のケンカで実践してみたのですよー
なるほど、こういう手をつかったのか~(笑)
ケンカはいつもだいたい同じ理由から
いつも意見や価値観の違いからケンカになります。
おたがいが自分の意見が正しいと一生懸命主張
↓
しゃべればしゃべるほど、ケンカはヒートアップ
↓
どっちかが我慢するか仕方なく折れてケンカ終了
だいたいいつもこんな感じ。
どこの夫婦・カップルも同じようなもんですよね~。
毎度毎度、同じような理由でケンカになるのって面白くないですよね(笑)
よくよく考えるといつも同じ理由でケンカするのって自分のことながら、”いい加減学習しなさいよ”って思います(笑)
斎藤一人さん流に言うと「神さまからのお試しクイズですよ。そろそろいつもと違った答えを出して神さまからマル(正解)をもらった方がいいよ」っていうことになります。
わたしは、斎藤一人さんの本とカーネギーの2冊(「人を動かす」&「道は開ける」)を”バイブル”にしていますので、今回はこちらの教えを実践してみることにしました!
まず、カーネギーの「人を動かす」の中で”人を説得する十二原則”という章があります。
この章のなかから、今回の夫婦喧嘩の時とくに「使える!!」と思った部分を抜粋&かんたんに解説いたします!
ちょっと長いかもだけど、どれも使えるヤツばかりです!
議論に勝つ唯一の方法は”議論を避けること”
”議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける”
議論に勝つ方法は、ただ一つ。議論を避けること 議論に勝つ最善の方法は、この世にただ一つしかないという結論に達した。その方法とは―― 議論を避けることだった。
議論は、ほとんど例外なく、双方に、自説をますます正しいと確信させて終わるものだ。議論に勝つことは不可能だ。もし負ければ負けたのだし、たとえ勝ったにしても、やはり負けているのだ。
なぜかと言えば―― 仮に相手を徹底的にやっつけたとして、その結果はどうなる? ―― やっつけたほうは大いに気をよくするだろうが、やっつけられたほうは劣等感を持ち、自尊心を傷つけられ、憤慨するだろう。
「議論に負けても、その人の意見は変わらない」
理論闘争の華々しい勝利を得るのがいいか、それとも相手の好意を勝ち得るのがいいか――この二つは、めったに両立しないのである。
D.カーネギー著「人を動かす」[文庫版]山口博訳 p152~より
あま子がチョー簡単にまとめると
「ケンカは相手と同じ土俵に上がらないこと。これがケンカに勝つ唯一の方法だよ」ってことでしょうか。
いつもであれば、わたしは夫婦喧嘩のとき自分の意見を主張し、意見が通ることが正解だと思っていました。
相手だってそう思っていたはず。
そうやって意見の主張を激しくし合って(笑)、どちらかが我慢or仕方なく折れるという結末…でしょうかね。
意見が通ったほうはそのときは気をよくすると思いますが、折れた方の人から嫌われますね(笑)
家族なんだし、嫌われてまで自分の意見を通してずっと一緒にいるって、どうなの?と自分に問いかけましたよ
やっぱり、今後も意見の違いからケンカになりそうになったときも、嫌われてまで自分の意見を通すメリットはなさそう、とわたしは思いました。
自己防衛本能に押し流されるな
以下は「片々録」という本からの引用だそうです。
この中から特に使えるやつを抜粋してまとめました。
”最初に頭をもたげる自己防衛本能に押し流されてはならない”
―― 不快な状況に直面した時、まず現れてくるのは、自分の立場を守ろうとする本能だ。気をつけねばならない。冷静に構え、最初の反応を警戒する必要がある。あなたの最悪の人柄が突出し、最善の人柄が隠れてしまうかもしれないのだ。
”腹を立ててはいけない”
―― 何に腹を立てるか、それで人間の大きさが決まってくる。
”まず相手の言葉に耳を傾けよ”
―― 相手に意見を述べさせ、最後まで聞く。逆らったり、自己弁護したり、争論したりすれば、相手との障壁は高まるばかりだ。
”意見が一致する点を探せ”
―― 相手の主張を聞いたら、まず賛成できる点を話す。
”率直であれ”
―― 自分が間違っていると思う点を探し、率直にそれを認めて謝る。それで、相手の武装がとけ、防衛の姿勢がゆるむ。
”相手の意見をよく考えてみる約束をし、その約束を実行せよ”
”相手が反対するのは関心があるからで、大いに感謝すべきだ”
―― わざわざ時間をかけて反対意見を述べてくれるのは、あなたと同じ事柄に関心を持っている証拠だ。相手はあなたの手助けをしたいと願っているのだと考えよ。そうすれば、論敵は味方になる。
”早まった行動を避け、双方がじっくり考えなおす時間を置け”
D.カーネギー著「人を動かす」[文庫版]山口博訳 p157より
”最初に頭をもたげる自己防衛本能に押し流されてはならない”
「カーン!!」とケンカのゴングが鳴ったとき、まず一番最初に気を付けておくことがコレです。
自分の意見を否定されると、ついつい火がついて言い争いがエスカレートします。
普段は穏やかで優しい人でも、こんなとき”最悪の人柄が突出”するんですよね(笑)
わたしもそうです…普段はわりとよい人間だと思いますがケンカでひどい人間に変身することはありました(笑)
これって自己防衛本能だったのか!
しかし、この”本能”に押し流されてはいけないのです。
自己防衛本能が出そうになるところをグッとこらえます。
あらかじめ、このことをよく覚えておいたのでわたしはこらえることができました。
ココがケンカで最初の”関門”です!わたしでもできましたので覚えておくといいですよ~
”相手の言葉に耳を傾けよ”
意見を途中ではさんだり、自己弁護することもしないで最後まで相手の意見を聞くこと。
これも、最初の自己防衛本能に押し流されると絶対に出来ないので注意ですよ~。
穏やかに話す
”穏やかに話す”
相手の心が反抗と憎悪に満ちている時は、いかに理を尽くしても説得することはできない。子供を叱る親、権力を降りまわす雇い主や夫、口やかましい妻 ―― こういった人たちは、人間は自分の心を変えたがらないということをよく心得ておくべきだ。
人を無理に自分の意見に従わせることはできない。しかし、優しい打ち解けた態度で話し合えば、相手の心を変えることもできる」
D.カーネギー著「人を動かす」[文庫版]山口博訳 p190 リンカーンの言葉より
いくら正論をならべて説得されても、人間は自分の心を変えたがらないんです。
だれでも、自分で決めて選んだことを一番に尊重したいんですよね。
ケンカの最中激しい剣幕でどなって説得されても当然、相手の言うことなんか聞きたくない!
絶対聞いてやるもんか!って思っちゃう
でも、優しく穏やかな態度で接すれば「意見を変えてくれる可能性はある」ということです。
あくまで、可能性はあるということなので期待はしないほうがよさそうです。
わたしは今回穏やかにいるよう努めたけど、結果、相手の意見は変えられなかった
でも、それ以上に得るものが大きかったのです
相手にしゃべらせる
”相手にしゃべらせる”
相手の言うことに異議をはさみたくなっても、我慢しなくてはいけない。
相手が言いたいことをまだ持っている限り、こちらが何を言っても無駄だ。大きな気持ちで辛抱強く、しかも、誠意をもって聞いてやる。そして、心おきなくしゃべらせてやるのだ。
D.カーネギー著「人を動かす」[文庫版]山口博訳 p207より
途中で自分の意見をはさむのをグッと我慢することです。
自己防衛本能が出てきて、反論したくなりますが決して途中で口をはさんではいけません!
気をつけましょうね!
”どんなに腹の立つことがあっても、ふたりのうちどちらかがどなりはじめたら、もう一人は黙ってそれに耳を傾ける”
なぜかと言えば、二人ともどなりはじめたら、たちまち意思の疎通は吹っ飛び、あとはただ騒音で空気が振動するだけだから
D.カーネギー著「人を動かす」[文庫版]山口博訳 p159より
結婚して50年のオペラ歌手ジャン・ピアースは、夫婦で上記のような協定を結び、どんなに腹が立つことがあってもこれを守り続けてきたとのことです。
そう、どちらか一人が冷静・穏やかにいれば、ケンカはひどくならなくて済むってわかりました
今回あま子はグッと我慢してこの教えを守り切りました!!
斎藤一人さんは「我慢」を「挑戦」って置き換えて言ったりしています。
わたしも、今回は黙って最後まで話を聞くという「挑戦」をしましたが、やってみると案外気持ちが良い。
まるで自分が、ちょっと離れたところで客観的に話を聞いているという不思議な気分になりました。
敵を作りたければ、友に勝つがいい
フランスの哲学者ラ・ロシュフコーの言葉
「敵を作りたければ、友に勝つがいい。味方をつくりたければ、友に勝たせるがいい。」
―― 人間は誰でも、友より優れている場合には重要感を持ち、その逆の場合には劣等感を持って羨望や嫉妬を起こすからである。
D.カーネギー著「人を動かす」[文庫版]山口博訳 p212より
意見の違いはあるけど、結局は「幸せに楽しく生きていきたいね」っていう、夫婦で共通する願いがあるんです。
だから、たとえ意見が通ったとしても、夫に敵になってもらっちゃ困るんですよね(笑)
っていうことで、わたしは今回自分から”気持ちよく折れて”ケンカは終わったのでした。
いや結局、”ケンカ”にはならずに終わったのです。
「そうだよね、あなたが正しいね」
斎藤一人さんは、争いになりそうになったら「そうだよね、あなたが正しいね」って言って速攻折れるんだよって言っていました。
一人さんも結局は、”争いは避ける”のがベストだと言っているんですね。
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一人さんはカーネギーの「人を動かす」「道を開ける」を各50回ずつ読むことを勧めています。
50回読むの、わたしも挑戦中です!
一人さんは、カーネギーが本で伝えていることと同じようなことをとっても簡単に、だれでもわかるようにおもしろく伝えています。
今回のまとめ
今回の夫婦喧嘩では「人を動かす」と「斎藤一人さんの教え」をうまく使って、私史上最高に気持ちの良い形でケンカを収めることができました!
そもそも、ケンカに発展しなかったのが我ながらよくやった!と思ってます
ぼくは自分の意見が通って争いには”勝った”んだけど、”負かされた”ような気持ちもある不思議。。。
これが負けるが勝ちというやつかな(笑)
やっぱり名著と呼ばれるカーネギーの「人を動かす」はすごかったですよ…是非読んでみてくださいね。
50回読めば人生変わるのは本当かもしれない!
↑斎藤一人さんもオススメの本です。