完全栄養食って、ドリンクのやつとかでしょ
スーパーでふつうに買える完全栄養食もありますよ
最近の「完全栄養食」といえば、ドリンクタイプのものが多く、ダイエット目的で取り入れる人も多いかもしれません。
しかし、完全栄養食と呼ばれる食べものは古くから存在していて、スーパーなどで購入できるものもあるんです。
完全栄養食はほかの食品に比べ、わたしたちに必要な栄養素をバランスよく摂れるのが特徴。
一つの食材で栄養が豊富なので、コスパも高い!
そこで今回は、身近に購入できる完全栄養食を5つ紹介します。
また、完全栄養食についで栄養価の高い「準完全栄養食」についても合わせて紹介しています。
食事から、家族の健康を考えるママさんパパさんへ。
ぜひ、まいにちのごはん作りにお役立てください♪
【完全栄養食】とは?
「完全栄養食」とは、それ一つで栄養価の高い食べもののことです。
完全栄養食は、つぎの3つにわけることができます。
- 市販の完全栄養食の【加工食品】
- 完全栄養食の【食材】
- 準完全栄養食の【食材】
今回は、その中で身近に買うことのできる【完全栄養食の食材】と、【準完全栄養食の食材】を紹介します。
完全栄養食についてもっとくわしくはこちらをどうぞ▼
≫注目の食材【完全栄養食】とはどんな食べもの?食品一覧も紹介
身近で買える【完全栄養食の食材5選】
スーパーなどで、身近に買うことができる完全栄養食の食材として、こちらの5つがあります。
それでは、これらの5つ【たまご・玄米・乳製品・バナナ・納豆】の完全栄養食について紹介していきますね。
完全栄養食の食材① たまご
卵はビタミン、ミネラル、たんぱく質などをバランスよく含んでおり栄養が豊富な完全栄養食です。
古くからよく聞く完全栄養食っていえば「たまご」だよね
▼こちらは1食に必要な栄養素の量を100%としたとき、卵100gあたりに含まれる栄養素の割合です
偏りはありますが、まんべんなく様々な栄養を含んでいることがわかります。
卵がとくに優秀な点は、アミノ酸スコアが最高点の100点だというところです。
【アミノ酸スコアとは?】
食べものに含まれる「たんぱく質」の量と「必須アミノ酸」がバランスよく含まれているかを数字で表したもの。
アミノ酸スコアとは?(MORINAGA)参照
卵は、人間の体内で合成できない9つの必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。
このように、卵は良質なたんぱく源ですが、ビタミンCと食物繊維は含まれていないのでほかの食材で補いましょう。
完全栄養食の食材② 玄米
玄米は、ビタミン・ミネラル・食物繊維を中心に、さまざまな栄養素を豊富に含んでいます。
また、
- 【ギャバ】…ストレス抑制、血圧を下げる
- 【イノシトール】…脂肪肝・動脈硬化の予防
- 【フィチン酸】…身体の毒素を排出
- 【葉酸】…体の発育、血をつくる
▲これらの玄米特有の成分なども含まれています。
みそ汁や納豆などの玄米に合う和食を食べていれば、玄米に不足しがちなビタミンD、ビタミンK、ビタミンB12、ビタミンC、カルシウムをおぎなうのが比較的かんたんです。
こちらもあわせてどうぞ▼
≫【玄米に足りない栄養とは?】コレを一緒にとれば不足する栄養をおぎなえます
完全栄養食の食材③ 乳製品
乳製品は五大栄養素をすべて含んでおり、またカルシウムの供給源として役立ちます。
【五大栄養素とは?】
生命活動を営むために必要な 【たんぱく質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラル】 の5つを
五大栄養素といいます。
牛乳のほか、ヨーグルトやチーズ、バターなどさまざまな形で食べることができますし、料理だけでなくお菓子などにも欠かせないですね。
栄養があるからといって、乳製品を摂りすぎるとカロリーオーバーになりがちな点は注意です。
乳製品はおいしいものが多いからね!食べすぎ注意。
完全栄養食の食材④ バナナ
バナナに含まれる栄養素は、食物繊維・マグネシウム、カルシウム、鉄などのミネラル類・たんぱく質やビタミンB群・アミノ酸などです。
さまざまな栄養素がバランスよく含まれるので、バナナも完全栄養食と呼ばれています。
子どもから大人まで食べやすく、消化にもよいバナナですが、南国の食べものであるため、身体を冷やす性質もあるので食べすぎには少々注意したいです。
完全栄養食の食材⑤ 納豆
納豆は、五大栄養素に加え、ビタミンB6・B2、ビタミンE、カリウム、マグネシウム、鉄分、食物繊維もふくまれている完全栄養食です。
また、血管の詰まりに効果のあるナットウキナーゼという体に有効な成分も含まれています。
納豆にビタミンAとCは含まれていないので、ほかの食材でおぎなうとよいでしょう。
【玄米ごはん+納豆+たまご】は、栄養的にも最強の組合せだね!
知らずに食べてたよ〜
身近で買える【準完全栄養食の食材6選】
必要栄養素がすべて含まれているものの、若干不足する栄養素があるものを「準完全栄養食」といいます。
こちらもとてもからだによい食材です
準完全栄養食の6つの食材【トマト、ブロッコリー、りんご、キヌア、さつまいも、オートミール 】の栄養の特徴についてまとめて紹介します。
準完全栄養食の食材① トマト
トマトはビタミンC、E、カリウム、食物繊維などをバランスよく含んでいます。
さらに、強い抗酸化力をもつリコピンやβ-カロテンなどの栄養素も注目されています。
準完全栄養食の食材② ブロッコリー
ブロッコリーは、ビタミン・食物繊維・ミネラルなどが多く、野菜の中ではトップクラスの栄養価です。
とくにビタミンCの含有量が多くなっています。
準完全栄養食の食材③ りんご
りんごに含まれるおもな栄養は、食物繊維、ビタミンC、カリウム、りんごポリフェノールです。
りんごの食物繊維には整腸作用のほか、悪玉菌を減らす作用もあります。
また、リンゴに含まれるリンゴ酸は素早い疲労回復効果などもあります。
「1日1個のりんごは医者を遠ざける」といわれています
準完全栄養食の食材④ キヌア
アンデス地方に古くから生息している雑穀「キヌア」。
キヌアはたんぱく質・ミネラル・脂質・食物繊維がとくに豊富ですが、ほかにも鉄分・葉酸・亜鉛・カルシウムも多く含んでいます。
さまざまな栄養素がバランスよく含まれている注目の穀物です。
準完全栄養食の食材⑤ さつまいも
さつまいもは、穀類と野菜の栄養素を合わせもつ、準完全栄養食品。
炭水化物・ビタミンB6・ビタミンC・ビタミンE・カリウムやカルシウム等のミネラルなどの栄養素に優れています。
NASAの宇宙食に使われるほど、すぐれた栄養価で注目されています。
準完全栄養食の食材⑥ オートミール
オートミールは、日本人に不足しがちなカルシウムや鉄分、リンやマグネシウムなどのミネラルも多く含みます。
また、たんぱく質・食物繊維も豊富で腸内環境を整えるのに役立ちます。
おすすめの完全栄養食はダントツで「玄米」!
当サイトでは、完全栄養食の食材として「玄米」をおすすめしてます!
なぜ、玄米をすすめるかというと、このような理由からです▼
- 年齢を問わず食べやすい
- 飽きずに食べられる
- コストパフォーマンスがいい
お米は、日本人の主食で毎日ほとんどの人が口にする食べものだと思います。
「卵に飽きた」と言う人がいても、「お米に飽きた」って人はあんまりいないのではないでしょうか。
子どもからお年寄りまで誰でも食べられますしね!
また、ほかの完全栄養食の気をつけたいポイントも合わせてお伝えしておきますね▼
- 【乳製品】
身体に合わない人もいるし、牛の飼料の抗生物質も気になる。 - 【たまご】
品質のよいたまごは、自由な環境で育った平飼いたまご(有精卵)。しかし、価格が高く手に入りにくい。 - 【バナナ】
安くて手軽だが、農薬が多く使われている。
また、南国の食べものなので食べすぎると身体を冷やす性質がある。 - 【納豆】
ごはんに合い、毎日食べやすい。ごはんに合わせて摂ると栄養バランス的にも◎。
ただ、嫌いな人は一切食べないというところがデメリット。
玄米なら、毎日食べるお米を変える(または、少し玄米を加えて炊く)だけでいいのだから、比較的かんたんに食事に取り入れることができます。
また、料理の工夫をしなくても、炊いて食卓に出すだけでいいのでラクです。
料理が苦手でも、炊くだけならできるわ~
忙しい人にもおすすめです
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≫玄米は「体にいい手抜きごはん」ができるのがメリット!1日30品目もいりません
身近に買える完全栄養食:まとめ
今回は、スーパーなど身近で買うことのできる【完全栄養食5選】と【準完全栄養食6選】について紹介しました。
どれも、手に入りやすいものばかりなのでぜひ食卓に取り入れてみてくださいね。
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